マーク・ザッカーバーグが語るアメリカの情報監視体制の暴露の意義

EdwardSnowden
NSA whistleblower Edward Snowden’s revelations about the extent of the U.S. government’s surveillance dragnet of Internet users has had one positive impact, according to Facebook’s Mark Zuckerberg: it’s made rivals in the tech industry more open to working together.

Zuckerberg was speaking during a Q&A keynote at the Mobile World Congress conference here in Barcelona, and was asked whether the NSA revelations might jeopardize the mission of the Internet.org coalition, which has the big-ticket ambition of connecting everyone in the world to the Internet and of which Facebook is a leading/founder member.

Zuckerberg played down the potential impact that fear of government surveillance might have on Internet.org’s mission — and indeed argued the reverse, saying that he thought it might make the goal easier because of a new spirit of collaboration in a post-Snowden tech world.

“The NSA issues have industry working together better than ever before,” he said, adding: “Historically we’ve had issues working with some of our competitors aligning on policy issues that even help the whole industry – Internet policy issues – but now it’s such an important thing, because of how extreme some of the NSA revelations were, I do feel that a lot of the industry is a lot more aligned.”

via Zuckerberg: Snowden NSA Revelations Have Brought The Tech Industry Closer | TechCrunch.

アメリカの中央情報局や[p2p type=”post_tag” value=”nsa”]国家安全保障省[/p2p]でいっとき働いたことのある[p2p type=”post_tag” value=”edward-snowden”]エドワード・スノーデン[/p2p]の昨年果敢におこなった一連の暴露がどういう意味を歴史的にもちえたのか、あるいは、今後持ちえるのかと云う議論をこれまで僕は見掛けたことがありません。日本国内においては12月の国会で可決された秘密保護法案の是非の問題にひとびとの関心は移ってしまいましたし、もちろんこちらも素朴に反対の声を挙げていれば良いと云う単純なものではけっしてなかったのですが、世界的、あるいは歴史的に観た場合、問題の衝撃と重要度がはるかに高かったのは[p2p type=”post_tag” value=”america”]アメリカ[/p2p]の情報監視体制があかるみに晒されたことの方だったのです。

以前から時折触れていることですが(「インターネットが人間の意識の外に消える未来、ポスト情報化社会)、スノーデンの垣間見せたNSAの監視体制の実態は、情報空間のヴァーチャルな[p2p type=”post_tag” value=”reality”]リアリティ[/p2p]で物質的空間の社会や環境が実際に動きはじめると云う意味では人間の親密さの部分にふみこんだ未来のもっとも端的な姿でした。それゆえにこそ、プライバシーという名の素朴な嫌悪感により反対を唱えるひとと、安全保障という名の賢明な実利を選んで支持をするひととにアメリカ国内の世論はきれいにわかれたのですが、もちろんその両者の結論の裏には倫理的に承服し難い多数のひとたちの苦渋の決断があったことでしょう。

僕がもっともこの件で興味を惹かれるのはこの未来に対する極端な引き裂かれと云う現象です。以前別の記事で少しふれたとおり(「無料アプリゲームの覇者アングリーバードと芸術作品のコモディティ化)、構造的にはこれと同じ現象がさまざまな分野でいわば秩序の再編成と云うかたちで起こってきています。そしてこれもまた以前の記事で触れたとおり(「イノベーション・サイクルの超加速化と科学的思考の歴史)、二極化現象の根本にあるのはおそらく近代以来の社会の科学的知性化によるイノベーション・サイクルの超加速化なわけですが、こうしたことをふまえると、上記引用にある[p2p type=”post_tag” value=”facebook”]Facebook[/p2p]創業者の[p2p type=”post_tag” value=”mark-zuckerberg”]マーク・ザッカーバーグ[/p2p]のスノーデン問題に対する肯定的な発言は妙にしっくりとくるのですね。

勿論、ザッカーバーグもある意味で暴露された側にいるのでこうした発言を鵜呑みにすることはできないのですが、しかし、国家安全保障省の情報監視問題によって以前よりもむしろ、ライバル企業も含め、業界内の多くの企業と恊働関係を結べるようになったと云う今回の発言は、ある種の知性の淘汰にかけられている個の側とは対照的に、あるいは同様に、イノベーションを直接生みだす企業の側にもさらなる加速の圧力を淘汰としてあたえる結果になったと云う意味でひじょうに納得させられます。

すなわち、スノーデンの暴露問題は、個と企業の両方の側にポスト情報化社会と云う外部としての未来を垣間見せることにより、謂わば劇薬と壁のふたつを突きつけたのです。個としてはそれを呑むのか否かの試練が、企業としては何ができて何ができないかの明確な線引きがあたえられたのでしょう。同時にそれは、近代国家の概念を超えた、あるいは外れた、各政府の情報監視を監視するオルタナティブな現代組織の必要性をあきらかにするものでもあったのです。
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Chika Hitujiya

I'm Futurist, producing "Whole Earth Museum" and co-producing art project Run! Miumushi-Kun & Garapadish. This common purpose is really simple. Making you enjoy and preserving the enough requisite knowledge & things for human to survive the crisis of period.

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