中国の次はFacebookとGoogleがアフリカ大陸を変える?

titanaerospace
Facebookは、インターネットの利用が未だに自由にできない世界の50億人の人々に対して安価なアクセスを提供しようというInternet.orgイニシアチブの主要な後援者だ。TechCrunchが得た情報によると、この努力を大きく前進させるために、Facebookは太陽光発電を動力として大気圏上層に長期間滞空できるドローンを開発しているTitan Aerospaceと買収交渉に入っているという。

このドローンは5年間無着陸で飛行を続けることができるという。Facebookは長期間の滞空能力を生かしてアフリカなどに存在するインターネット・アクセスの空白地帯を追放していこうとするのだろう。

このビデオにもあるとおり、Titanはいわば「大気圏内衛星」で、コミュニケーション、気象観測、資源探査など衛星の役割の多くをはるかに安価かつ柔軟な運用で代替することが目的だ。Facebookはもちろんコミュニケーションの能力の活用を図ろうとしているわけだ。

20kmという目標高度には重要な意味がある。これはFAA(連邦航空局)の規制対象外になるためだ。昨夏、Fortuneが指摘したように、アメリカにおけるクラスA空域の最高高度は6万フィート(18.28km)で、これより上はアメリカでは法的規制の対象にならない。唯一規制が及ぶのは、そこまで上昇する間だけだ。世界の他の国ではもちろん規制はまちまちだが、Titanが利用されるような途上国ではおそらくそれほど厳しい規制は行われないだろう。

via Facebook、太陽光発電で成層圏に滞空するドローンを買収か―50億人に安いネットアクセスの提供を狙う | TechCrunch Japan.

[p2p type=”post_tag” value=”drone”]軍用無人航空機[/p2p]は、偵察型であれ、爆撃型であれ、前年代からイラク戦争をはじめとした中東の紛争地域にすでに投入されており、3年前の[p2p type=”post_tag” value=”fukushima”]福島第一原発事故[/p2p]の際にもアメリカ空軍のクジラのような無人偵察機”RQ-4 Global Hawk”が被害状況の把握のための短時間飛行をしています。(「軍事用ロボットは戦争の何を変え、次世代ハイテク兵器は何を変えうるか?」

最近では、[p2p type=”post_tag” value=”Wired”]Wired[/p2p]誌の元名物編集長[p2p type=”post_tag” value=”chris-anderson”]クリス・アンダーソン[/p2p]が同誌の退任後、オンラインの趣味の仲間たちといっしょに個人向けドローン企業”[p2p type=”post_tag” value=”3d-robotics”]3D Robotics[/p2p]”を立ちあげたことでも知られており、また、[p2p type=”post_tag” value=”amazon”]Amazon[/p2p]の創業者[p2p type=”post_tag” value=”jeff-bezos”]ジェフ・ペゾス[/p2p]が小型ドローンをもちいた配送計画が将来的にはあることを昨年末にあかして世界の話題をさらいました。しかしそれは、先進国における法規制の問題があってなかなか実現はむずかしいようで、だからこそ、今回リークされた[p2p type=”post_tag” value=”facebook”]Facebook[/p2p]の[p2p type=”post_tag” value=”bottom-of-pyramid-business”]BOPビジネス[/p2p]の方が実現の見込みは高いのかもしれません。

もっとも、サハラ以南のいまだインターネット環境が整っていないアフリカ諸国や東南アジアなどの諸地域を情報の海にひきいれる試みはFacebookの独創、ないし、奇矯と云うものではけっしてなく、昨年流石の[p2p type=”post_tag” value=”google”]Google[/p2p]がすでに高高度気球をもちいたインターネット網構築プロジェクト”[p2p type=”post_tag” value=”project-loon”]Project Loon[/p2p]”を発表しています。

porijectloon
同社はかねて、世界における普遍的なWebアクセスの実現を提唱している。このプロジェクトにより、地形的条件や経済的要因でインターネットへの接続環境構築が難しい地域への接続手段の提供を目指す。

成層圏には一定の方向に安定した速度の風が吹く複数の層があり、Googleは「複雑なアルゴリズムと膨大なコンピューティングパワーによって」こうした風を利用して気球を制御する方法を編み出したという。複数の気球を適切に配置することで、広大な通信ネットワークを構築できるとしている。

Google Xの事実上の統括者であるアストロ・テラー氏は、地球の南半球上を流れる風の軌道に気球を乗せれば、アフリカ大陸、南アジア、南米など新興国の多い地域にネットワークを提供できると語った。

via Google X、“気球式インターネット網”プロジェクト「Project Loon」を発表 – ITmedia

重要なのは、最近のGoogleや[p2p type=”post_tag” value=”apple”]Apple[/p2p]の動きに顕著なように、情報技術や[p2p type=”post_tag” value=”big-data”]ビッグデータ[/p2p]をもちいた工業製品やある種の社会基盤、インフラストラクチャーを再構築しようとする方向と(「アップルのテスラ・モーターズ買収の可能性とイーロン・マスクの繊弱さの抱えこみ」)(「Googleの新プロジェクト・タンゴとネット企業の多角的変貌」)、情報世界そのものを拡げようとする方向にイノベーションが向かっていることであり、当然、情報化社会が熟しきってしまったことをそれらは意味しています。

かんたんには云えないのですが、15世紀以降の西欧諸国の宗教的、軍事的、経済的植民地としての、また、20世紀後半以降の先進国にとっての倫理的な独立支援、経済支援対象国としての[p2p type=”post_tag” value=”africa”]アフリカ[/p2p]を、戦略的なビジネスパートナーとして位置付けなおしたのが今世紀初頭に台頭してきた[p2p type=”post_tag” value=”deng-xiaoping”]鄧小平[/p2p]以後の[p2p type=”post_tag” value=”china”]中国[/p2p]です。裏返していえば、前年代の中国の経済的大躍進の重要な起爆剤となったのが、資源輸出国としてのアフリカ、旧先進国のいまだ手を付けていいない投資先、新市場としてのアフリカだったのです。

こうしてみると、FacebookやGoogleがサハラ以南のアフリカ諸国を情報空間にひきいれようとする試みはビジョンとしては実に理に適っています。あとはタイミングだけだといえますが、以前、セネガルの若いひとにチャットで教えてもらいましたが、こうした変貌が数世代のうちに何度も起こっているということはそれだけ、大気汚染や人権蹂躙がプレスを賑わせているインドや中国以上に社会混乱と腐敗の度が群を抜いて凄まじく、今後も増していくその悲惨と衝突を真正面から破っていかないことには未来が切り拓けないのですね。
[amazonjs asin=”4121021991″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”経済大陸アフリカ (中公新書)”]

Chika Hitujiya

I'm Futurist, producing "Whole Earth Museum" and co-producing art project Run! Miumushi-Kun & Garapadish. This common purpose is really simple. Making you enjoy and preserving the enough requisite knowledge & things for human to survive the crisis of period.

Leave a Reply

Your email address will not be published.